介護職に必要な心構え
介護職として求められていることを認識する
介護職のプロとして、ご利用者にどのような観点をもって接していくことが必要でしょうか。
よく介護の現場で聞かれる「ご利用者と相性が悪い」「気が合う」などの観点は、
介護サービスを提供するお客様に対し使う言葉ではありません。
サービスを担当したご利用者と信頼関係を築くためには、相手の気持ちや希望に配慮しながら、
介護保険制度の中で出来る限り自宅の生活を続けられるように支援していく必要があることを理解して
サービス提供をすることが大切です。
当たり前のことを極める(凡事徹底)
- 遅刻欠勤がなく安定した勤務をしている
- やむを得ない理由で休みや遅刻になる場合には、速やかに上長に連絡している
- 清潔感のある身だしなみ(服装、髪型、髪の色など)をしている
- 公私混同をしない
- 社内外を問わず敬語を使用し、相手に不快感を与えない言動をしている
- 約束の時間を守っている(やむを得ない場合は事前に連絡している)
- 事実に基づいた報告をしている(ウソをつかない)
- スタンダードプリコーション(標準感染予防策)を徹底している
- 個人情報保護に関するルールを遵守している
- タイムカードの勤務時間について、毎日正しく記入している
- 明るく元気に挨拶している
心身健康な状態でサービスを提供する
身体的にも精神的にも健康状態であることは大切なことです。
サービスに集中し、ご利用者を全面的に受け入れられるようなコンディションを整えることが求められます。
ふとした気の緩みやうっかり、多分○○だろうという考えなどが大きな事故のもとになります。
ご利用者の命や生活を支えている仕事であるという緊張感を常に持って、健康管理を行い、サービスを提供しましょう。
仕事とプライベートとの区別をきちんとつける
必要以上に自身の家族や生活について話すことは慎みましょう。知らない間にご利用者に気を遣わせてしまう場合があります。
(例:子供の入学のことを話していたらお祝いを用意してくださっていた)
公私混同をしない
絶対に物品や金銭は受け取らない
ご利用者やご家族様からのいただきものは受け取らないようにします。
断りきれずに受け取った場合には、すぐに上長に報告を行います。(ケースに応じて指示をいただきます)
お返しなど自分から金品を提供するようなことも絶対に行わないようにしましょう。
絶対に自分の住所や携帯電話など個人の連絡先を伝えない
担当ご利用者の連絡先を登録しない
ご利用者と個人的にかかわることは厳禁です。いかなる場合も施設・事務所を通して連絡をします。
介護職が目指すべき姿
本当の意味での信頼関係の構築のために
お客様との信頼関係は、一朝一夕ではできません。時間をかけて、あせらず真摯に支援するように心がけましょう!
「信頼関係」=「お客様の要望を単純に叶えること」ではありません!
ご利用者に嫌われたくないといった感情で、介護職としての役割以上の期待をお客様に抱かせることは、
短期的には問題がないように思われますが、その信頼関係はすぐに破綻します。
お客様・援助者の双方にとって不幸な結果となります。
援助者としての役割を忘れず、信頼関係の継続のためには、
「できることはできる」「できないことはできない」ということを丁寧に説明することが必要です。
回答に困ったときは、その場はお話をお預かりし、上長に報告・相談しましょう。
スタッフの言動=お客様にとっては、会社のお客様に対する姿勢そのもの
一人ひとりのスタッフが、会社を代表して担当するお客様と向き合っているということを、常に胸に刻みましょう。
そのためにも独善的な視点ではなく、客観的、協調的な視点でお客様と向き合うために、
正しいマナーを守りながらサービスを提供することが、何よりも重要な「あなたの役割」です。
本当の意味での支援を実現するために
介護職は「誰にでもできる仕事」だと思われがちですが、本来の姿は専門職のプロです。
この記事を参考に職場で手本となるような言動を心がけてみましょう。
介護職になったばかりの方や、介護職になることを検討している方をはじめ、
現在介護職として活躍されている方もぜひ参考にしてみてください。
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